食物繊維の誤解と野菜ジュースに含まれるパセリの秘密
ゴボウと納豆、食物繊維が多いのは?
あなたは食物繊維というと、何となくスジっぽいものを想像しませんか?それは「繊維」という言葉のイメージからそうなってしまうのかも知れません。例えば、ゴボウより実は納豆のほうが食物繊維が多いと聞くと違和感を感じることでしょう。
食物繊維は、食べたときにスジっぽいかどうかという感覚とは全く別なものと考えてください。たまに、マスクメロンを買ってきて食べたらスジっぽいものがあった、という経験をした事があると思います。そのときのスジは栽培時の窒素過多によるもので、食物繊維が多いのとは全く関係がありません。
また、ネギやハクサイなどは切り方によって食感が変わってきます(「繊維に沿って切っていきましょう」などと説明されることが多い)が、これも細胞の並び方に対してどのような方向で切るかによる違いで、食物繊維の話とは全く別物なのですね。ですから、このような野菜をジュースにしたところで、食物繊維が豊富とはならないわけです。
ご存知ですか、食物繊維の本当の効果
食物繊維は身体に良いと言われますが、実際の効果はどのようなものでしょうか。食物繊維の基本は多糖体です。つまりブドウ糖やショ糖と同じ糖類になるのですが、分子構造が大きく、身体の中に吸収されることはありません。昔は身体に吸収されないのだからと、食べ物のカスのような言われ方をしていました(今から考えるとこれはヒドイ)。
ところが、どんどん研究が進んでいくにつれて、今まで邪魔だと思われていた食物繊維も身体には必要だとわかりました。そして、一気に様々な効果がうたわれるようになってきたのです。一番直接的な効果は、便秘や逆に下痢をしがちな人への効果です。食物繊維は、その大きな分子の中に水分や老廃物を絡め取ることがわかっています。
水分を吸収するということは、下痢気味の人は適度な水分を絡め取ってくれるので、硬い便になるわけです。また、直腸を刺激して排便を促進してくれるので便が出やすくなります。
食物繊維の多い食べ物
食物繊維の多い食べ物としては、小豆などの豆類、野菜では、パセリ、ゴボウ、シソなどがあります。野菜ジュースの中にパセリを加えることで、食物繊維の多い飲み物ができます。市販の飲料では抹茶やココアなどに多く含まれますが、野菜ジュースにはオレンジジュースの倍の食物繊維があります。
ですので、もし夜にオレンジジュースを飲むのであれば、トマトジュースや野菜ジュースに切り替えることをオススメします。